今日は、前回に続いて神戸市動物管理センター(神戸市役所)の問題を先に書きたいと思います
下の猫ちゃんたちの写真は昨年夏に当ブログにて掲載しました
神戸市の須磨区役所近く、妙法寺川のほとりで、黒猫「チコ」を捕獲器にて保護した帰りにみつけた子ら
このすぐ隣の家(美容室)のすぐ下に、この子らは、じっとしていました
わたしはこれまでの経験上、
「おそらくこの美容室の人間がえさをあげているんだな」と思いました
「えさやり」と思ったのは、このなかに「耳カット」した猫がいたから
右耳Vカットは、避妊(または去勢)手術済の証
わたしが通りがかった際にもう1匹いましたが、その子は逃げていきました
だけど、この3匹はじっとしていました
驚かせてはかわいそうなので、これ以上は近づかず・・
ただ、、思ったのは
これだけこの場所でじっとしているこの子らをみていると
「なんで家に入れてあげないのか?」と思いました
この子らをみて、ある程度人なれしているのはわかったし、この子らの表情からも
家のなかに入りたそうに見えました
えさをまっていただけではない
と、わたしは思いました
その美容院は結構広そうで、住宅併用な感じで、
「家のなかで、猫飼えるやん」
と、わたしは思いました
生後半年くらいの子たち
耳カットしている子もいれば、していない子もいた
どういうことか?
中に一部耳カットしている子がいるということは、
避妊・去勢手術をしなければどうなるか?
えさやりは十分にわかっているはず
まだ幼さは残っているが、あと1か月くらいすれば
耳カットしていない子(避妊・去勢手術をしていない子)は、必ず交尾をする
猫は、えさをもらうほど栄養がついて、栄養がつくほど多くの回数の交尾をする
猫は、交尾の回数だけの数の子猫を産む
最低でも1年に2回のさかりの時期のそれぞれ数か月間に
数回(数匹のオスと)交尾をする
わたしが保護したなかで、一度に生まれる子猫の頭数の平均は4匹くらい
普通の感覚なら、だれでもわかるはず
1年に2回、1回に4匹生む
親子・兄弟・他人の猫のだれとでも、交尾をする
いったいどれだけ不幸な猫がふえるのか?
おなかをすかせて可哀そうだから・・・
と
手術もせずに餌をあげる
このブログで何度も書いてきましたが、
自分が、または自分の子供・孫が、、先のことも考えずにどんどん子供をつくり、その生まれた子供が生きていけずにどんどん死んでいくのをみて・・・・
「あなたは平気でいられますか?」
ということと同じです
こういった『いわば動物虐待』に平気でいられる人たちがつくってきた社会が、この今の現代社会です
そんなことをしてきたから
集団いじめで殺し(人間サンドバックとか)、子供が泣いてうるさいからと殺したり、集団で人間を生き埋めにしたりとか、、、、
これらはすべて、
他人を「もの」だと思っているから
そんな人間が、犬猫を大切にするわけがない
では、そういう人間を造ってきた大人社会とは?
そう、この今の時代の大人社会もやはりまた病んでいる
介護に疲れたからと殺したり
憎しみから老人が老人を殺したりとか、、、
これらは全て、「人も物だ」と思っているからやってしまう人が多いということ
「動物をもの」と思っている人間」は、必ず「人間ももの」と、本人が認識していなくても
思っているものです
なので、根本を全く考えることをしない
自分がただ生きているあいだだけ、なんとか無事に生きれるようなことしか考えない
なんてむなしい一生か・・?
生きてる意味が無い
って、わたしは、思います
世代による特徴はおおきいです
みながみなではありません
その時代でもイノチにやさしい人はいます
が、
戦争に行ってきた人が命の大切さをわかる
ということはありません
戦争に行くことができる→できた
=人を殺すことができた人が多い
ということ
人を殺すことができた人たちが多かった時代
その人たちが戦争から帰ってきて生まれたこどもたちが団塊世代
その団塊世代の人すべてがよくないと言っているのではありません
やはりその人の育った環境などが左右しますが
団塊世代は高度成長期を長く過ごした人たち
人生における苦労が
少なかった人が多い
と、わたしは思いますし、
実際その世代の人と話して、そう思うことは多いです
聞いていて、驚くような言葉を平気でいう人もいたりとか・・・
だけどその団塊世代の人たちの心が豊かか?
というと、決してそうではないのです
金銭の豊かさと心のゆたかさは比例しません
本当の心のゆたかさとは、、
自分以外の生物を傷つけるようなことは考えないものです
牛・豚・鶏・犬・猫・しか・いのしし・きつね・たぬき・くま・うさぎ、、、などすべて
この子たちすべて、、幸せな動物などありません
若い母親はちいさな子供に歌をうたってあげます
わたしも子育てのときに
NHKおかあさんといっしょの歌で
「こぶたぬきつねこ」という歌をよくこどもに唄いました
「こ~ぶた♪ た~ぬき♪ き~つね♪ ね~こ♪
ぶーぶぶ♪ ぽんぽこぽん♪ こーんこん♪ にゃーお♪」
っていう歌
それから、絵本もいっぱい読んであげました
本に出て来る可愛いイラストを指さしながら
うしさん・ぶたさん・とりさん・わんわん・にゃんにゃん・しかさん・うりぼう・きつねさん・たぬきさん・
くまさん・うさぎさん、、、
と
だけどその、どの動物も、本当は人間に苦しめられています
どの動物も人間のせいで苦しんでいます
若い母親は子供には
「動物はかわいい」って教えてるくせに
本当はみんな
動物を不幸にしている人間社会をみてみぬふりをする
これは矛盾したことです
かわいいね・・かわいいね・・・
と言いながら
食べたりとか、、ペットショップから買ったりとか、、
「怖いから捕まえてくれ」とか
言ってることとやってることが全然違う
そんなのは詐欺と同んなじ
そして自分たちは、洋服を着飾り、美容院に行きパーマや毛染めをし、顔を化粧でつくろい、
たくさんのものを持ち、すきなものを食べて日々を暮らし
人間のしたことで殺される動物のことなど
「みてみぬふりをする」
この
「自分さえよければ」という考えが、結局は現在社会をつくっている
現代社会における
「人間の苦しみ」
その究極が、痴呆やねたきりだ
これは本当は人間社会に警笛を鳴らしているのだけれど
そんなことにも気づかず、
ほとんどの人間が、その社会に流されて生きて死ぬだけ
こういう生き方がやがては地球をも苦しめて
結局は
人間が生きていくことができない世界をつくっているのだと
わたしは思います
公務員には社会を正しい方向に導く責任があります
その公務員たちが、その使命を果たさないから
社会がおかしな方向にうごく
もちろん公務員だけの責任ではないのだけれど
公務員は税金で給与を得ているのだから
責任を果たさねばなりません
昨年夏から
神戸市西区と須磨区で起こっている猫の虐待死事件
つい最近では、神戸市の友が丘中学校にその姿がありましたが、、
その原因は、社会全体だということ
もちろん猫を殺した犯人が悪いことをしたのは明らかです
ただ、こういう事件が頻繁におきておりそして、頻繁におきるような世の中にしてしまったのは
社会全体の責任であり、なかでも公務員たちの責任というのは
とても大きいとわたしは思っています
動物虐待という犯罪に真剣に取り組んでこなかった
司法・警察・行政機関の公務員・教師など、、
その責任はとても大きいものだと思っています
そしてそのつけが、そのまま人間社会に跳ね返ってきていることは
現在の世の風潮をみれば明らかであります
この写真の猫たちをみて、神戸市役所 生活衛生課 竹原係長に電話をしました
竹原係長は、平成25年6月10日に、京都府などと一緒に当会に来たなかの一人です
神戸市からはもう一人、神戸市動物管理センター センター長である船越センター長(1つ前の記事に書いた人)が来ました
猫のえづけについて、避妊去勢手術と室内飼いをするように指導をして欲しい
と
竹原係長に要望しました
実際に、神戸市須磨区の衛生監視事務所(京都府でいう、保健所の役割をするところ)と竹原係長らが、その美容院に足を運びました
須磨区衛生監視事務所が行った際にも、竹原係長が行った時も
猫はこの場所に6匹いたそうです
が、これら公務員たちは、餌付け主に対してろくな啓発ができていません
美容院経営者は
「かわいそうだからえさをあげているが飼い猫ではなく野良猫である
家ですでに猫を飼っており家のなかにはいれられない
早急に避妊去勢をする気はない」
とのことだということでした
わたしは竹原係長に言いました
「それだけですか?
それじゃいくらでも不幸な猫を増やしますよ
そういう不幸な子猫や成猫たちが殺処分になるんですよ
実際に竹原さんたちが殺処分しているじゃないですか
家の猫が何匹いるかとか、オスなのかメスなのか、この子たちを家のなかに入れる余裕が広さ(間取り)的にあるのかないのかとか、、聞かなかったんですか?」
竹原係長
「聞きませんでした」
わたし
「このままじゃないですよね?
もう一度飼い方指導に行ってくださいよ
この人が餌付け主であり、あの場所にたいていいつでもじっとしているということは、飼い主同然ですよ
あの家に庭があれば、あの子たちは庭にいますよ
庭がないから道路にいるだけです
道路は私有物ではありませんから」
などと言いましたが竹原係長は、責任ある飼い方を指導するつもりは全くなく
指導にはもう行かない
次に行く時には、神戸市が作成している「地域猫」のちらしを持って
「この猫を地域猫にしませんか?」と
地域猫を増やすような誘いをしにいくつもりであると言いました
わたしは驚いて言いました
「地域猫とは、地域全員が認めた猫のことです
この地域は、地域猫制度があるんですか?」
竹原係長
「今はありませんが、その方向にしていくことを提案するつもりです」
わたし
「避妊去勢をさせるように指導をしない・本人が今は避妊去勢をしないと言っているのに
オスメス分けて室内飼いをするように指導することもできない・その上、避妊去勢しない猫を地域猫にさせようとしている、、
これじゃ不幸な猫を増やしている=殺処分を増やしているのと同じですね」
と言い、なぜイノチを大切にするように啓発するための指導ができないのか?
何度も聞きましたが、
神戸市役所 生活衛生課 竹原係長(長年、たぶんもう10年近くこの部署にいる)が、
絶対にしないというのだから、、
「はあ、、神戸は猫の殺処分を増やす(結果的に)方向なんだな」
と、いうことが確実にわかりました
本当にイノチを大切にするならば、根本原因を考えるはずです
神戸市が猫に対して正しい啓発をしない=するつもりがない
ということが、はっきりとわかったことでした
そのうえ竹原係長は、黒猫チコのことに関して、考えられない発言をしました
長くなりましたので、チコに対して発した竹原係長の言葉は次回書きたいと思います
ブログで何度も書いていますが
要は人間の問題
殺処分を造るもなくすも
「行政機関の担当者の人間性の問題」がとても大きいのです
0 件のコメント:
コメントを投稿