幸福の神を
殺しまくっとっては
いかんぜよ
公務員
3年前の7月6日、上西さんは大雨が心配で外の様子を見に家を出た。その時、土石流が発生。倒壊した近くの民家と自宅の壁に挟まれた。深夜に救助され病院に搬送されたが、右脚の膝から下を切断。家の中にいた妻千恵美さん=当時(44)=と長男優太さん=同(13)、次男健太さん=同(11)=は土砂にのまれ、その後、遺体で見つかった。
入院生活は6カ月に及び、家族を亡くした喪失感に襲われた。希望を見失いかけた。それを救ってくれたのが、災害から3日ほどして保護された飼い犬の「福」。2度の手術やつらいリハビリも「福との生活を励みに頑張れた」と振り返る。
追悼行事で除幕された災害碑には「未来へ繋(つな)ぐ 尊い命の大切さ」の碑文とともに、千恵美さんたち3人の名も刻まれた。西日本豪雨後も各地で相次ぐ自然災害。「3人も、災害で亡くなる人がこれ以上出ないで、と願っていると思う」。早期避難の大切さを胸に刻み、碑文を見つめた。
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