2015年7月25日土曜日

「きいちの門出」


おととい、きいちが出発しました

きいちは今年春ごろから少しづつ食べる量が減ってきて便が緩くなりはじめ、動きもスローになってきました

娘宅に小型犬を移動させ、わたしも避難(長田野工業団地大気汚染)して100%手作り食にしましたが、きいちだけは、それがあまり好きでなくドライフードを好みました

ドライは便がゆるくなったし便に血も混じってきたけれど、ドライが好き

ヒルズをやめて、ヤラーやソルビダ、GOなど、いいものを上げましたが変わりませんでした
かなり食欲が落ちてからは、きいちが食べられるものでからだにいいもの(さしみ、やきいもの豆乳がけ(のどを詰めないように)、など・・

ゆっくりゆっくりと、、こけながらでも自分の足で散歩
たくましい精神力

門出の前日も自分で水を飲みに行き、自分で好きな場所を選んで寝て、自分でトイレをしに行く

わたしが朝起きた時と、帰ってきた時は寝ていても顔をあげてわたしを探す


しょっちゅう、わたしを見つけては、とぼとぼと、気持ちは素早く、、やってくる

でも抱っこはいや


昨年春、「きいち」は、京都府の保健所に飼い主によって持ち込まれ、「京都府動物愛護管理センター」に送られました

佐藤センター長が、

「噛んできそうで触ることが出来ない」との理由で殺処分の判定をくだされたので当会が引き取った子

当時からお尻を触ると、自分のしっぽに怒りしっぽを噛むそぶりをしていました

たぶん、元飼い主におしりをたたかれていたんじゃないか?と思います

そんな飼い主だから、飼い犬を途中で

「殺してください」と

保健所に連れていくんだと思います


「生体販売の犠牲」になる犬が多すぎます


きいちゃんは、当日の朝だけ、わたしが頭をなでてもあまり反応せず

わたしも、今日はゆっくり寝かせてあげよう

と思いました

伏せの状態で顔だけ横に向けて寝ていました
いつもと同じで「気持ちよさそう」に


気になるので、当会シェルターに出発する時間を15時ころまで待ち、
今日だけは、わたしが出かけるときにも寝ていたので(いつもはわたしを気にするので頭をなでてでかけますが)そーっとでかけました

帰宅すると、きいちゃんは、出発していました

寝たままの状態で

きいちゃんは、寝たまま門出を迎えました

↓きいちゃん、出発の2日前の写真



↓門出の日、帰ってきた時の「きいち」
唇がぶよっとしています
この日の朝に少しそうなっていました

でも、この日はなぜか?
この日にそうなるとは全くおもわずに家を出ました
 
寝たままで、静かに出発した「きいち」
 
 
この日わたしが家にいても、その瞬間、気付かずに行ったかもしれません
 
帰ってきた時間のからだの温度や硬さから、たぶん私が出てすぐ位じゃないか?と
 
 
前日夜に「きいちゃん」には、たくさん話をして、声を殺して泣いて、、いっぱいいっぱい・・
 
 
わたしも
「きいちゃんといっしに行きたいよ」と
 
涙流してお話して、、わたしの心の浄化かな?
 
自然に、心のままに泣いて泣いて・・
そしてまた、前に進む
 
 
可愛い可愛い、丸っこくてふわふわの
ダックスフンドの「きいちゃん」
 
今も書きながら、ネットカフェでも泣いてる
 
 
もうきいちゃんと会えん
 
いつか、わたしが送った子らと
 
わたしが救えんかった、いろんなセンターのネットで出てた「殺処分された子ら」と
それから
「わたしが写真も見てない殺処分された子ら」とも
 
 
いつかあっちの世界で会えるとしたら
会わせてもらえるとしたら
 
それはわたしがちゃんと生きた場合だけ
 
ちゃんと生きたら、ごほうびに会わせてもらえるかも?
 
でもそのちゃんと生きてるか判断するのは、わたしじゃない
 
ちゃんと生きたら、勝手に導いてもらえると思う
 
 
ご支援いただいています会員の方のおかげで、きいちゃんが無事に出発できました
 
毎日目の前でみてるのは私ですが、
 
わたしと一緒に
みなさんの心も
きいちをみてくれていました
 
みなさんに
わたしの心も支えられています
 
いつも本当に
ありがとうございます
 
 
全ての生命を尊ぶ会
代表 武田弥生
 
 
昨日、鹿が車にはねられていました
 
動物病院に連れて行ったけど
おなかと頭をはねられたようで
 
今朝、当会シェルターで亡くなっていました
 
このこともまた書きますね
 
 
きいちゃんと鹿さん、たぶん一緒に行ってくれるかも?
 
 
 
 
 





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