2022年7月18日月曜日

まず、常識を越える過剰な献金システムはどのような仕組みだったのでしょうか。 ゆきさん) 日本全国から集めて、韓国や世界進出の資金として国外へ送金。残りも国内本部から関連団体への資金としてばら撒かれます。自分の父がまさに、中央本部に近いところから地方の教会に異動になり、あまりの献金ノルマに嫌気がさして信心がそがれ、脱退しています。 献金は内部の言葉では「万物復帰」と呼ばれ、罪の世界から神様の元へ万物を戻す、それによってその持ち主も知らない間に救われるのだ、という理由づけがされていて、要求する側も罪悪感を感じにくいようになっています。 とは言え世の中の理屈ではそんなことは通りません。まともな人はそこでブレーキを踏みます。 しかし不安感が強い人や、盲信的な一部の信者は、アクセルを踏むのが正義と言われればアクセルを踏んでしまいます。 そうしてアクセルを踏めば踏むほど、親戚近親者からは嫌われて孤立し、世の中の理屈が通じない、内部の理論でしかものが考えられない人間になっていくという負のスパイラルです… こども向けの礼拝では、きれいな理想論を中心に教えられるため、献金ノルマについては全然わかっていませんでした。 大学に入り、大人の礼拝にも顔を出したり横で手伝う機会が増えると、今月中に日本○億!そのためにはこの教会で○百万!みたいな会話が飛び交うのを耳にするようになり、父が言っていた暗部はこれか…と愕然としました。 ちなみに万物復帰の他には「F」という呼び方もありました。これはファンドレイジングの頭文字です。 堀) 日本国内でお金を集め、韓国に送金というのは何が目的なのでしょうか。 ゆきさん) 教団としては世界に悪が介在しない「地上天国」を作りたいという最終目的のために活動しています。そのためには、メシア=文教祖を輩出した、朝鮮半島を中心に、世界各国が手を取り合って平和を目指す。特に朝鮮半島を支配してきた日本はその罪滅ぼしでたくさん平和に貢献する必要がある。つまり、日本で献金を多く集めて韓国や世界に再分配する…という理屈付けがされています。 日本を弱体化させたい訳ではなく、日本に教団全体のケア労働を押し付けているといいましょうか…日本人の信心をいいことに、取れるところからお金を取っています。

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