2022年7月18日月曜日

日本の政治家たちが、旧統一教会の会合に参加したり、コメントを寄せたりと、政治との距離が問題視されています。実態はどうだったのでしょうか。 ゆきさん) 1960年代、学生運動が盛んなころに両親を始めとした多くの人が入信しました。教団の政治部隊である「国際勝共連合※」も、おそらくその頃は背景はともかく主張は荒唐無稽とは思われていませんでした。 ※国際共勝連合 統一教会の教祖、文鮮明氏が「共産主義は間違っている」というスローガンで提唱し1968年に設立された政治団体。現在も、①憲法改正を実現しよう ②防衛力強化、スパイ防止法制定などを通して、我が国の安全保障体制を確立する ③同性婚合法化、行き過ぎたLGBT人権運動に歯止めをかけ、正しい結婚観・家族観を追求する ④機関紙誌及び会員を拡大する として活動が続いている。 久保木修己さんという勝共の中心人物は、入信する前は立正佼成会にいて、そもそも本格的な政治活動がしたくて移ってきたと聞きました。 政治団体と政治家たちが繋がり、それができると、こんどは信者の票が美味しいと思って、今でもつながり続けてくれているのだと思います。 やはり信者は世間では疎んじられることが多いので、政治家のように有名な人が集会に来てヨイショしてくれると、信者たちは単純にとても喜びます。承認欲求が一気に満たされて、思い入れも強くなり、票も絶対に入れます。 教会とゆかりのある政治家さんは、内部では皆さん「聖人」のような言われようでした。私が小さい頃は、中曽根元総理のお名前をとにかくいろんなところでよく聞きました。 堀) メッセージなどを寄せる政治家たちはどこまで統一教会に関わっているのでしょうか? ゆきさん) 実際に教義に心酔して入信までする人は、ほぼゼロだと思います。しかし、家父長制的、右翼的な思想の面で、趣味が合うといいましょうか、政治理念とも矛盾しないと考える政治家は数多くいると思います。 それに、信者は応援や手伝いに行かされるのですが、(私は未成年だったため行ったことはありませんが)、信者はみんな真面目で素直なので、特に選挙の手伝いなどはとても重宝するでしょうし、集会などに動員を頼めば人も集まりますし演説をきけば反応もとてもいいです。もちろん投票もします。なので便利に使える団体だなくらいには思うかたも多いのではと推察します。 機関紙などのインタビューに出てくれるだけでも、信者にとっては教団の権威づけになります。 中曽根さんと併せて、(自民党副総裁だった)金丸信さんのお名前も、一時期よく聞きました。90年代です。政党は、とにかく自民党、自民党です。私が幼くて政治に関心が無かったのでどの派閥までは分からないのですが…

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