2022年7月22日金曜日

続バカども

当日の会場には、韓国だけではなく、日本やアメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど世界各地から参加者が集まり、公称3万人という大観衆の中、合同結婚式は開催された。参加者多数のため、結婚式は午前と午後の2度に分けて行われた。  幹線道路には、合同結婚式を歓迎する看板が立てられており、アリーナの駐車場には新郎新婦やその家族を乗せたバスで、所狭しと埋め尽くされている。駐車場に入れないバスや車は路上にまであふれるほどだった。  周辺には屋台まで出され、会場には早朝からウエディングドレスに身を包んだ新婦が新郎に手を取られ次々とやってきた。  午前9時、アナウンスがあり合同結婚式がスタートした。挨拶の後、場内が一瞬静寂に包まれた。統一教会の韓鶴子総裁が紹介されたのだ。  大きな拍手が沸き上がり、オーケストラの演奏や、華麗なダンスなどが披露された。新郎・新婦は音楽にあわせてダンスを踊り、永遠の愛を誓う。  これまでの合同結婚式のメインイベントは、韓総裁が新郎・新婦に聖水をかける「聖水儀式」とされていた。しかし、この2020年の合同結婚式では、韓総裁がクラシック音楽が流れる中、新郎新婦にプレゼントを渡す「天宝函授与式」に変更されており、そこから指輪の交換がなされた。  韓総裁から祝辞が述べられると、返礼として新郎新婦から、韓総裁に花束が贈られる。そして「敬拝」と韓国語でアナウンスされたところで、参加者全員が深々と韓総裁に向かって、頭を下げた。  新郎・新婦も、列席している参加者も、一糸乱れぬおじぎで、拍手もぴたりとタイミングが合っている。最後は「マンセー」とバンザイで締めくくられていた。  日本からの参加者の一人はこう語っている。  「神様から選ばれ、祝福されてうれしいです。費用はかなりかかりましたが、お金の問題ではありません。とても名誉なことです」

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