2020年4月8日水曜日

政治家公務員イラン

奈良県五條市の体育館で使う備品を巡り、特定の業者に落札させるなどしたとして、県警は7日、同市議の牧野雅一(57)、元同市公園緑地課長補佐の片山哲郎(56)の両容疑者を官製談合防止法違反容疑で、入札額を事前に協議したとして同市の会社員中原徹容疑者(57)ら業者の男4人(53~71歳)を談合容疑で、それぞれ逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。

発表では、牧野、片山両容疑者は2016年8月と17年5月、市上野こうずけ公園総合体育館で使用する柔道畳などの納入に関する2件の指名競争入札で共謀。4業者に入札額を指示するなどし、予定価格1805万円の畳などを1741万円で、予定価格835万円の床のシートなどを821万円で中原容疑者らの会社に落札させた疑い。
 牧野容疑者は現在2期目。片山容疑者は、市監査委員の特別監査で業者への不適切な支払いが指摘され、昨年10月、依願退職した。
 元市職員の逮捕を受け、太田好紀市長は「誠に遺憾。市民の信頼回復に向けて、全力で取り組む」とのコメントを出した。

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